◆ 父・陣人に関する描写
- ライムとの会話の中で「レスキュー隊員だった父さん」と過去形で語っている。現在の職業として語っていない。
- 同じ会話で「ずっと父さんと二人で生きてきた」と述べている。
- 5歳の回想シーン。入院中の父親の横で泣くジンペイに、陣人は「お前の母さんは強かった。誰かを助けるために、迷わず命をかけられる人だった」「父さんも、そんな母さんに負けてはいられないんだ」と語る。
- 陣人の「強いものは弱いものを守るものだ」という価値観を、ジンペイはほぼそのまま引き継いでいる。ライムに「古臭いこと言ってる」と指摘されたとき「それ、実はさ、父さんの言葉なんだ」と答えている。
- クリスマスプレゼントを聞かれて「いいの?!」と喜ぶ描写、授業参観に祖母が来られなくなったと言われて「ううん、父さんのほうがいい!」と返す描写がある。幼少期のジンペイが父親に気を遣いながらも懐いていたことがわかる。
- 公式アカウントが投稿したジンペイと父親の絵は幼少期のもののみ。現在の二人が並んだ絵は存在しない。
- 父親はレスキュー隊員として危険を伴う仕事を使命として続けており、ジンペイの回想では「無茶をして人を助けて、いつも怪我ばっかしてたっけな」と語られている。ジンペイと過ごせる時間は限られていたことがうかがえる。
◆ 母親に関する描写
- ジンペイの母親は、他人の赤ちゃんを助けようとしてジンペイがおなかの中にいるときに亡くなっている。
- 陣人は「強い人になれたら、母さんが幽霊になって会いにきてくれるかもしれないぞ」と語っており、ジンペイはこれを子どもなりに受け取っている。
- 本編を通じてジンペイは母親に一度も会えていない。幽霊が見える世界観であるにもかかわらず。
- ジンペイが持ち歩いているとされる雑誌はファッション・化粧品系のもの。母親がファッション系デザイナーであったこととの関連が示唆される。
- 終盤、敵本拠地に乗り込む直前に一人で「父さん…俺強くなるよ…母さんみたいに」と呟いている。直後に声をかけられると「何でもない!」といつもの調子に戻る。
◆ 孤独と神格化に関する描写
- 小学校時代、一人でサッカーの練習をしている回想描写がある。コマくんと出会う以前に友達がいたことを示す描写は確認されていない。
- 小説版に「お年寄りや弱いものにはとても優しい。その優しさのおかげで、こんな立派な学校に入れたのだと、本人は思っている」という記述がある。他人に優しくすることを意識的に実践してきたことを示している。
- 他人を説得するときの口調が、父親のものに近い演劇がかった言い回しになる。「この世に『たまたま』なんてない」など。ジンペイ自身はそれを借り物の言葉とは認識していない可能性がある。
- 自分で弁当を作れる設定がある。父親が不在がちだった状況と合わせると、幼少期から家事を自分でこなしていた可能性がある。
- 「強い人になること」への執着が一貫しており、マタロウから「ヒーローだよ」と言われたとき素の反応で一瞬止まっている。最終盤まで自分はまだヒーローではないという認識が続いている。